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12月 3, 2025の投稿を表示しています

中国のレアアース規制と日本の脆弱性

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日本が本気を見せなければ中国は永遠に脅し続ける 中国が日本に対してレアアースの輸出規制を導入した場合、日本経済がどれほどの損失を受けるか──先日、NRI研究員による分析が話題になった。レアアースはハイブリッド車・EV・産業用モーター・家電・防衛装備にまで使われる、現代産業の心臓部だ。これが途絶すれば、日本の主要産業は一気に停滞する。 だが、この問題は単なる経済の話ではない。これは「日本がどこまで中国依存から抜け出す覚悟を持っているか」という、国家戦略の根幹に関わるテーマである。 レアアースの依存度が60%を超えたまま、企業も政府も明確な方針を示せず、中国の報復や圧力を恐れて腰が引けている。それでいて「脱中国」という言葉だけが独り歩きし、実態が伴っていない。今回の一連のニュースを見て、私は強い違和感と危機感を覚えた。 日本のレアアース依存は改善しても安全には程遠い 日本のレアアース依存度は2010年の尖閣事件当時の約90%から60%台へ下がった。豪州企業Lynasへの投資やリサイクル技術向上などの成果はある。しかし、60%という数字は「中国が止めれば日本が止まる」状態であり、核心的な脆弱性は何も変わっていない。 自動車、ハイブリッドシステム、スマートフォン、モーター、風力発電、ロボット、医療機器、防衛装備──これらの多くにレアアースは不可欠であり、代替材料への移行には莫大な時間と費用がかかる。依存度60%は改善ではあっても、安全とは言えない。 日本政府は対策ゼロではないが不十分すぎる 日本政府は「何もしてない」わけではない。しかし、それらは最小限の自衛に過ぎず、脱中国を本気で進める規模ではない。 ・豪州ライナスへの投資はあるが、依存度60%は依然として高い。 ・国家備蓄はあるが有事を支えるほどの量ではない。 ・リサイクル技術は優秀だが供給量として不十分。 ・南鳥島レアアース泥は期待されるが実用化には時間がかかる。 つまり「何もしていないわけではない」が、「十分でもない」。この中途半端さこそが日本の最大の問題である。 日本が動けない理由は複数だが核心は覚悟の欠如 日本が脱中国を進められない理由は複雑に見えて、その実は非常に単純である。政府に覚悟がないのだ。その背景には以下の構造がある。 ・外務省が...